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TURP説明.jpg
みかんで例えると、果実を直接切除していくため、果汁(出血)がほとばしって出てくるのを防ぐことができません。
《切除術の主な合併症》
輸血説明.JPG
この手術方法は、組織を切除しては、その都度生じる出血を止めて、また切除し、止血を繰り返す手術方法になりますので、手術中は絶えず出血が続くことになります。
手術時間が長くなればなるほど出血量は多くなります。 万一出血量が生体の許容限度を超えてしまえば、ショックなどを起こして 命に関わることもありますのでやむを得ず輸血をしなければならないことがあります。
輸血の副作用については,アレルギー,ウイルス性肝炎,GVHD(輸血された血液中のリンパ球が人体に対して起こす拒絶反応)など様々なことがいわれています。
心不全.JPG
手術中の出血は内視鏡の視界を遮ります。そのため、常に水(灌流液)で血を洗い流し視界を確保しながら手術しています。
その結果として、切除した前立腺の血管の断端から灌流液が血管内に流れ込むことになり、体内をめぐる循環血液量が増加して、心臓に負荷を与えることによる心臓のポンプ機能が弱まり、心不全を起こすことがあります。

 
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