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詳しく解説します!
前立腺肥大症はどんな病気?
前立腺の位置
尿道を囲むような形状をしています
前立腺は男性だけにある臓器です。 前立腺は膀胱の下にあり、尿道を取り囲んでいます。 また、一部が直腸に接しているため、直腸の壁越しに指で触れることができます。 大きさはちょうど栗の実くらいで、形も栗によく似ています。
前立腺は男性ホルモンの支配を受けている臓器です。年齢を重ねるにつれ、ホルモンバランスが崩れてくると前立腺の表面の組織が萎縮し内部の組織が肥大して起きます。しかし、その原因はよく分かっていません。
前立腺肥大症は、良性疾患ですが進行性疾患です
前立腺肥大症は良性疾患ですので、前立腺肥大症が原因で死亡することはありません。ただし進行性の疾患ですので、放置すると段々と前立腺が大きくなり、尿道を圧迫・閉塞させ、全く排尿できないようになり、その結果として、膀胱内に溜まった尿が原因で感染を起こしたり、腎臓の機能低下を起こすことで、人工透析になるリスクもある、非常に怖い病気です。
前立腺肥大症は、以下のステップで肥大が進行し、症状にも違いが出てきます。
正常な前立腺
軽度から中度の肥大
高度の肥大
膀胱
前立腺
尿道
尿
前立腺の肥大が無ければ、
膀胱に溜まった尿が、
滞りなく尿道を通過して、
排出されます。
前立腺が肥大してくると、尿道を圧迫することにより、尿がスムースに通過できず、排尿に時間がかかったり、膀胱内の尿を排出できていない状態が続き、残尿感が続き、トイレに行く回数が増加します。
前立腺の肥大が高度に進行すると、尿道だけでなく膀胱も圧迫し、刺激するので、睡眠時にトイレに行きたくて何度も目を覚ますことになり、最終的には、尿道が完全に閉塞し、自力で排尿することができなくなります。
前立腺肥大の進行段階
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