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PVP(光選択的前立腺レーザー蒸散術)の紹介
切除術や核出術の課題を解決するために開発されたのが、レーザー蒸散術であり、PVPはレーザー蒸散術の代表的な手術方法になります。PVPは、血液中の酸化ヘモグロビンに反応するレーザーを組織に照射することで、熱反応を及ぼし、効率的に組織を蒸散させる手術方法になります。
非常に止血性に優れたレーザーを用いることで、切除術のような出血リスクがなく、細い内視鏡を使用することができ、手術操作も小さいことから、尿道に優しい手術方法となります。
ただ、レーザーの特性上、酸化ヘモグロビンのみに反応するため、血液が乏しく線維化が進行している前立腺では、蒸散させるのに限界があり、また、水を透過するレーザーですので、灌流液に反応しないことから、膀胱へのレーザー誤照射を回避するために、膀胱に隣接している前立腺部分を蒸散するのが難しい場合があります。
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